作品一覧

人と自然 民俗のダイナミズム ―野本寛一全著作目次総覧―

概要:専門書★山形健介 編著■野本寛一の民俗学研究は広い研究対象を、単著や書誌へどの収録物の目次をそのまま記載し、解説を付した。

民俗に学んで六〇年 ―純粋培養民俗学徒の悪戦苦闘―

概要:専門書★福田アジオ著■日本民俗学を牽引してきた現代日本を代表する民俗学者が折々に記した若き学徒だった頃の思い出と民俗への思い。

日本の櫓 ―その歴史と風土―

概要:専門書★田村勇著■日本の古代船の歴史の中で、十分に解明されていないといってよい船の推進具としての技術文化を記述したい。

近世関東の村落支配と農民

概要:専門書★松尾公就著■「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」と放言したとされる幕府勘定奉行らによる検地の実態等を分析。

味噌の民俗 ―ウチミソの力―

概要:専門書★岩城こよみ著■あまり調査が進んでなかった自家醸造味噌「ウチミソ」の実態について、その民俗を明らかにした画期的な書

山棲みの生き方 ―木の実食・焼畑・短角牛・ストック型社会

概要:専門書★岡惠介 著■安家の夏は惜しむ間もなく駆けぬけ…帰省した人々と共にナニャトヤラを謡い盆踊りを囲む頃はもう夜もかなり涼しい。

精選 祝詞文例事典

概要:専門書★現代神社と実務研究会 監修 金子善光 編著■初学者も使える祝詞の文例事典。文法や表現は厳密で読み方に工夫。現代語→古語、古語→現代語の検索と表現例。

台湾道教における斎儀 -その源流と展開-

概要:専門書★山田明弘 著■華僑を通じて世界各地にもたらされた「過去の道教」と「現在の台湾の道教」の両方についての分析した儀礼研究。

弘前藩手廻組藩士 楠美甚之助日記

概要:専門書★鈴木まどか,笠井百合子,鈴木元子編■江戸中期の一弘前藩士(津軽)が書き残した日記の全文翻刻。当時の藩社会が分かる極めて貴重な研究資料。

人と樹木の民俗世界 ‐呪用と実用への視角‐

概要:専門書★野本寛一、三国信一 著■ 樹木をめぐる民俗は際限もないほどに多様である。本書はその多様性の一部に鍬を入れたものである。

「大覚禅師語録」註釈研究

概要:専門書★大本山建長寺編■ 建長寺開祖の大覚禅師が書いた語録の「上堂」に読み下し文をつけ注釈を付した。禅師の味わい深い教えを感じられる心の書。

木彫仏の実像と変遷

概要:専門書★本間紀男著■美術史的ではないが故に希少な「実体」の木彫仏研究書。構造・技法・材質の実体とその関係・変遷が明らかに。

賢治とイーハトーブの「豊穣学」

概要:専門書★砂山稔、池田成一、山本昭彦 他著■宮沢賢治、平泉、啄木、『遠野物語』、北上盆地の屋敷林の風景等、岩手の文化的豊穣性を解き明かす論文集。

岡村三男翁聞書 川は生きちょる ―四万十川に暮らす―

概要:教養書★永澤正好著■ 四万十川の流れとともに八十余年を生きてきた岡村三男翁は川漁の優れた伝承者であり“川は生きものだ”という

茶の原産地を探る

概要:教養書★松下智著■1953年の日本のヤマ茶の調査から実に半世紀にわたって茶の原産地を探し求めてアジア各地を行脚した記録

延喜式祝詞の研究

概要:専門書★金子善光著■祝詞の研究は近・現代、国文学・国語学・歴史学・神話学からの成果により全容が解明され概念の再構築へ試案提示

弘前城手廻組藩士の日常と世相 ~楠美甚之助勤務控え~

概要:一般書★鈴木まどか,笠井百合子,鈴木元子■江戸時代中期の津軽に生きた楠美甚之助という人物を通して見える、当時の藩社会の様子、世相、藩士の仕事には現代に通じるものが多くある。

今こそ奮起せよ、日本人 ―国家存亡の危機に直面して―

概要:一般書★松濤弘道著■今の危機的状況を打破するため、天に恥じぬ「まっとうな生き方」を提唱し、時代に警鐘を鳴らす、著者渾身の遺作。

しあわせな生き方、死に方とは
 〜これからのしあわせを考える50のヒント

概要:一般書★松濤弘道著■これからのしあわせを考える50のヒント。厳しいながらも温かな心で、これからの日本、日本人を熱く語る。

生業信仰の形成と展開 〜技(わざ)の神から同業組織の神へ

概要:専門書★小林公子著■古くから日本の織物業、薬業、やきもの業など技の上達を願う同業組織が団結を強化し業の繁栄を願う信仰の歴史を考える。

道教と共生思想

概要:専門書★田中文雄、テリー・クリーマン編■日米の道教研究者が平成20年12月に東洋大学で会し、三日間連続で「道教の共生思想」について発表・討議を重ねた成果。

近代能楽史の研究 ―東海地域を中心に

概要:専門書★飯塚恵理人著■明治維新から昭和初頭まで東海地域の「近代」の能楽界について、愛好者や興行形態の変化に着目してまとめた成果。

視えざる森の暮らし

概要:専門書★岡惠介著■北上の山村に20年近く暮らして現地調査をしてきた著者が、山村の暮らしと現状を循環型社会の手本だと熱く語る。

念仏行者と地域社会

概要:専門書★西海賢二著■近世中後期の木食観正が指標とした徳本上人の宗教活動。相模国中部の大会念仏にみられる徳本念仏講の実態が主。

雷の民俗

概要:専門書★青柳智之著■恵みと同時に害ももたらす雷の二面性、雷神祭、雷神講などの信仰問題、暮らしとのかかわり、口承に関する検証。

平家琵琶にみる伝承と文化
 ―『平曲古今譚』『平曲統伝記』『平曲温故集』

概要:専門書★楠美晩翠著・鈴木まどか、笠井百合子、鈴木元子編■幕末から明治にかけて津軽の地に生きた「平曲相伝の家」十二代楠美晩翠が残した記録全文の翻刻。

シンボル理論と伝統思想 ―プラトン的キリスト教思想の意味世界

概要:専門書★リアナ・トルファシュ著■シンボルとは何であるかについて、キリスト教伝統思想が模索し獲得した成果を、多くの文献をもとに考察する。

道教研究の最先端

概要:専門書★堀池信夫・砂山稔 編■2005年に東京で開催された、第19回国際宗教学宗教史会議世界大会において発表された、日本道教学会研究員らの論文集。

「生きた英語」でいきいき話そう

概要:実用書★上木劭夫著■英語のネイティブスピーカーと話す機会があまりない人が英語を話せるようになるにはどうしたらいいかを説く。

『今昔物語集』本朝部の研究 ―その構成と論理を中心に

概要:専門書★李市埈著■『今昔物語集』の天竺、震旦、本朝のうち、本朝部の構成とそれを支える論理をさぐるもの。

日本茶の魅力を求めて ―ほんもののお茶・宇治茶とこれから

概要:教養書★小西茂毅編著■日本茶の源流・宇治茶の真髄を他産地との比較もまじえながら、栽培・加工・科学、特徴、飲用文化などを紹介。

道祖神信仰の形成と展開

概要:専門書★倉石忠彦著■日本全国いたる所にある道祖神(どうそじん)。地域によって呼称や意味の異なる道祖神の概念を検証する。

山に生きる ―苧の里から送る「手織り通信」の十年

概要:教養書★酒井美智代著■古来の方法で日々織物を織るかたわらに、友人に書き綴った「手織り通信」を通して、福島県の民俗、農業、民芸を伝える。

竹の民俗誌

概要:専門書★白石昭臣著■年中行事、民間信仰、食文化など、また焼畑耕作従事者と竹林、竹藪とのかかわりなどをもとに「竹観」を論じる。

寺・墓・先祖の民俗学

概要:専門書★福田アジオ著■先祖祭祀、葬儀の民俗、寺院とのかかわり、近世の寺檀家制度、両墓制も含めた墓と墓地の問題などについて考察する。

自家用茶の民俗

概要:専門書★谷阪智佳子著■西日本を中心に二十府県に及ぶ聞き取り調査をもとに、自家用茶の育成・製茶、喫茶・茶粥などの実態を明らかにする。

房総の祭りと芸能―南房総のフィールドから

概要:専門書★田村勇著■30年におよぶ民俗調査・研究の過程の中で、特に房総半島の島端部の海の祭りと芸能をまとめ、ありのままの姿を記録した労作。

江戸近郊農村と地方巧者

概要:専門書★村上直著■横浜・川崎など南関東農村で地域民政につくし、活躍した地方巧者(じかたこうしゃ)の実態に迫る!

幕末維新期の治安と情報

概要:教養書★横浜開港資料館・横浜近世史研究会編■緊迫した政治情勢のもとでの幕末期を「治安・警備・支配・情報」をキーワードにして解明する。

近世における地域支配と文化

概要:専門書★北原進編■立正大学古文書研究会卒業生論文16篇収録。近世社会における地域とその支配、そこでの様々な人々の生きざまをさまざまな視点から描く。

由緒書と近世の村社会

概要:専門書★井上攻著■由緒書の分析を通して近世の村落像、地域像を描き、そこに住む民衆の社会結合の実態やアイデンティティを解明。