【概略】 或るひるさがり、飲食店天井の燕君のアクロバット飛行に気を取られていた私の前に、降って湧いたかの様に、4,5歳の縮れ毛の昔のベティちゃんを思わせる、可愛い子ちゃんが、私に笑みをたたえ、聞いてもワカラン事を話しかけて来た。繰り返す問答に、変わらぬ微笑とワカラン外国語、に私の思索は辛うじてSFに辿り着き、驚きの声を挙げた。それからはファンタジーとSFの交錯、この日の遭遇は皆真実、其のあかしに私は今でも、燕君を愛でながら、エイリアンの忽然たるアピアを待つ。